日向夏」は柑橘類で見た目が夏みかんに似ていることから日向夏と名付けられた。


宮崎にしかない果実だ。

  「日向夏」の歴史は古い。文政年間(1818〜1829)に自生しているのが発見される。見つかった当初は、色づいた、正月頃は、酸味が強く、見向きもされなかったようである。

あるとき、屋根葺きに来た高妻千平衛が木に残されていた果実を食べておいしいことを発見し、自宅で繁殖させたことがきっかけになったそうだ。

日向夏は色づく正月頃よりも2月後半(露地もの)はおいしくなる。
晩期型の果実だ。

人工ではなく、自然造化で果実が生育するのも、温暖な気候のせいだ。

原木の苗木は植栽され、昭和10年に「日向夏みかん第二世原木」として、天然記念物に指定された。

残念ながら昭和35年に第二世原木は枯死したが、その苗木は現在、宮崎大学農学部博物館に保管されている。

  この南国宮崎を象徴する「日向夏」はその後、保温用の袋掛けなど栽培技術の研究、進歩により、安定生産されるようになった。

今では露地ものの他に、ハウスでは無核(種無し)系と小核(種が少ない)系も生産され、出荷量や出荷時期の拡大に成功した。
 
  「日向夏」の特徴は白皮(専門用語ではアルベトといいます)。
外皮と果肉の間の白い内果皮にも甘味がある。

白皮と果肉を一緒に食べることで、他の柑橘にはない、独特の風味を味わうことができる。

 好みで砂糖をかけて食べることもできるが、意外にも刺し身しょうゆにも合う。

地元の話では、しょうゆと日向夏の甘酸っぱさがかもしだす味わいが、何とも言えないのだそうだ。

参考URL 毎日新聞 ふるさとからのお届け物
http://www.mainichi.co.jp/women/alacarte/furusato/021125/59.html

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